この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
いつかは結婚できると思い込んでる私へ
第3章 3
「でもあやみちゃんも経験ない? 愛が三年で醒めるのって?」

一方貝塚は冷静だった。
三年で醒める愛。
そう言われて真っ先に浮かんだのは三十歳の時付き合い始め、三十二歳で別れた彼のことだった。
倦怠期。そんな風に思っていたが、あの恋は間違いなく醒めていた。わずか二年で。

「そんないい加減な気持ちで付き合うとか言ってたわけ!?」

あやみは矛先を変えて貝塚を詰る。

「いい加減じゃないって。少なくとも俺の中では」

心の中で芽生え始めていた色鮮やかな気持ちは、一瞬でモノクロの世界へと変わっていた。

「馬鹿みたいっ!!」
「痛っ!?」

前回の繰り返しのようにあやみは枕を投げ付け、それは彼の鼻先に当たる。

「じゃあ同じ考えの科学者とでも付き合えば!!」

ベッドから飛び下り散らばった下着を掴む。

/157ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ