この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
sunset~君の光になりたい
第3章 雨は涙色

 突然、視界が明るくなる。銀川(ぎんかわ)リュウが、ヒロのサングラスを取ったのだ。
 銀川は、丸い目をパチパチさせて悪戯に笑う。
 180センチを軽く超える長身の彼は、目が丸くクリクリしていて幼い。振る舞いまでも子供じみている。
 ヒロと同じ28歳なのだが……
 悪気は無いが、悪戯が過ぎる事がある。ヒロはその度にマジ切れして何度も絶交宣言を突き付けて来た。が、何処か憎めない銀川を、結局は許してしまう。

「寝てるのかと思ったぞ!」

 銀川はヒロの脇を擽ろうと、両手を変な形で構えた。
 ヒロが冷たくギロリと睨むと、彼はへへ、と笑い手を引っ込める。

「別に……寝てねーよ」

 サングラスを奪い返しポケットにしまうと、銀川はヒロの顔を覗き込んだ。

「もうすぐ到着やで!……右手が痛むんか?」
「いや、大丈夫や」

 その時初めてヒロは自分が右手を触っていた事に気付いた。



/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ