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sunset~君の光になりたい
第3章 雨は涙色


「武彦、起きてるかー?」

 銀川が、後部席でシートに沈んでいる武彦に声をかける。彼は返事の代わりに手を挙げた。

「オーちゃんは?」

 オーちゃんは、後ろで大きな鼾をかきながら口を開けて寝ている。

「おーい、オーちゃーん!俺らのバンド『thunder』復帰キャンペーン第一弾!
 『マウンテンレコード』でのインストアライブが 始まるで――!」

 銀川が、大きな通る声で呼び掛けた。
 オーちゃんは突然目をカッと見開き、巨体をゆさゆさ揺らしながら両手にスティックを持ち、リズミカルにシートを叩き始める。

「さすが~!寝起きがいーね!」

 銀川は、満足げな笑みを浮かべ前を向いて鼻歌を唄い始めた。




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