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sunset~君の光になりたい
第4章 粟立つ気持ち
里沙は励ます様に千波の肩を叩いた。
「うん!今日は、私も母さんもいるからね!大丈夫!頑張ろ!」
千波は昨日、thunderのギターの中田ヒロに店内でぶつかった上、絶叫して気を失った。
ヒロが気絶した千波を抱えて控室まで運んできて、里沙の母は腰を抜かすくらい驚いたらしい。
ヒロは千波を心配し、付き添っていたが、スケジュールの都合で目を覚ます前に帰った。
後に、千波は初出勤から店に迷惑をかけたことを何回も母と里沙に謝り、ぶつかったヒロにも申し訳なかったと、見ていて可哀想な位に自分を責めていた。
一くらいの失敗を自分の中で百倍位大きくしてしまい、いつまでも自分を責めてしまうのが千波の小さな頃からの癖だった。
しかし今回の千波は今までと少し違うように見える。
「ねえ千波、そこまで思うなら、明日メンバーが来るんだしその時に謝ればいいんじゃない?
お詫びに得意なクッキーでも作って差し入れでもすれば?」
里沙がこう提案すると、千波は途端に目を輝かせた。
「うん!今日は、私も母さんもいるからね!大丈夫!頑張ろ!」
千波は昨日、thunderのギターの中田ヒロに店内でぶつかった上、絶叫して気を失った。
ヒロが気絶した千波を抱えて控室まで運んできて、里沙の母は腰を抜かすくらい驚いたらしい。
ヒロは千波を心配し、付き添っていたが、スケジュールの都合で目を覚ます前に帰った。
後に、千波は初出勤から店に迷惑をかけたことを何回も母と里沙に謝り、ぶつかったヒロにも申し訳なかったと、見ていて可哀想な位に自分を責めていた。
一くらいの失敗を自分の中で百倍位大きくしてしまい、いつまでも自分を責めてしまうのが千波の小さな頃からの癖だった。
しかし今回の千波は今までと少し違うように見える。
「ねえ千波、そこまで思うなら、明日メンバーが来るんだしその時に謝ればいいんじゃない?
お詫びに得意なクッキーでも作って差し入れでもすれば?」
里沙がこう提案すると、千波は途端に目を輝かせた。