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sunset~君の光になりたい
第2章 出会いの衝撃
人気がある男子だった為、千波は学校の半分以上の女子から反感を向けられた。
悩んだ末、断りの手紙を書いて下駄箱に入れたのだが、その行動に
「先輩を振るなんて生意気よ!」
と怒り狂った何人かの女子に校舎裏に呼び出され、リンチされそうになったのだ。
「先生が呼んでいる」という嘘にまんまと騙され校舎裏に向かうと、そこには全く知らない上級生の女子が何人か不気味な笑みを浮かべて待ち構えていた。
駆け出そうとしたが、足が震えて動けない。
「鈴木 千波さーん?よく来たわねえ〜?
ビッチなあんたには今から沢山お仕置きしてあげるからね?」
一番意地の悪そうな女生徒が、ゆっくり近づいてきて右手を振り下ろし――
千波はきつく目を閉じた。