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sunset~君の光になりたい
第13章 月夜に願う
「里沙っ!」
千波が駆け寄ると、里沙は頭をおさえて呻いた。
「ひいいい~マジでお星さまが?廻ってるう?」
千波は心配そうに見ていたが、突然吹き出し笑い出した。
「ふふふ……っ……あははは……里沙ったらなんだか、この間から変だよ……あははは……ふふ」
「千波ー!笑ってる場合じゃないってば!マジで痛いんだよー!マジでー」
痛さに耐えながらも、屈託なく笑う千波を見ていたら、嬉しくていつしか里沙も一緒になり大笑いしていた。
バターンとドアが開き、二人が吃驚して振り向く。
フリフリのネグリジェ姿の、年季の相当入っていると思われる、くまのぬいぐるみを抱えてパックの最中の母ペコが仁王立ちしていた。
「ひっ」
二人は、思わず恐怖の声をあげた。
「あんた達――!いつまで騒いでんの――!明日は大事なインストアがあるのよ!
お肌プルプルにして!
アーティスト様を!お出迎えしなきゃダメっでしょお―!寝なさい!今すぐにっ!ぐっない!」
ペコは物凄い形相で一気にそれだけ言うと、ドアを閉めて戻っていった。
千波が駆け寄ると、里沙は頭をおさえて呻いた。
「ひいいい~マジでお星さまが?廻ってるう?」
千波は心配そうに見ていたが、突然吹き出し笑い出した。
「ふふふ……っ……あははは……里沙ったらなんだか、この間から変だよ……あははは……ふふ」
「千波ー!笑ってる場合じゃないってば!マジで痛いんだよー!マジでー」
痛さに耐えながらも、屈託なく笑う千波を見ていたら、嬉しくていつしか里沙も一緒になり大笑いしていた。
バターンとドアが開き、二人が吃驚して振り向く。
フリフリのネグリジェ姿の、年季の相当入っていると思われる、くまのぬいぐるみを抱えてパックの最中の母ペコが仁王立ちしていた。
「ひっ」
二人は、思わず恐怖の声をあげた。
「あんた達――!いつまで騒いでんの――!明日は大事なインストアがあるのよ!
お肌プルプルにして!
アーティスト様を!お出迎えしなきゃダメっでしょお―!寝なさい!今すぐにっ!ぐっない!」
ペコは物凄い形相で一気にそれだけ言うと、ドアを閉めて戻っていった。