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情画
第9章 初日
ううっ…はい…

「淫らにならないよう、しっかり気を張って、声も抑えなさい。」

はい…

ジャラ…ジャラ…

引き上げられ縛られた部分に体重がかかる。
吊るされると思っていたのに、踵が少し浮いたところで止められた。

ピシーン…

っく…

ふくらはぎを打たれる。
予想もしていなく、膝が折れ、足がつかなくなる。

ギリリ…

縄に体重がかかり軋んで鳴った。

「八年間待たせた罰ということにしましょうか。

罰に悦んではいけませんよ。」

ピシーン…

話しながら鞭が鳴る。

ッゥ…

足が折れて突き出ていたお尻を打たれた。

着物の上からなので強く打たれる。

罰…ワタシはこの言葉に弱いのだ。
悪いことをして叱られる。
それに感じてはいけないと思うと、余計に感じてしまう。

声を漏らしてはいけないと、歯を食い縛るのに、打たれた痺れが甘く広がっていく。

先生は遠くに離れているようで、鞭がどこから来るのかわからない。

次はどこかと期待して体は疼いてしまう。
悦んではいけない。
ワタシは密かに待ちわびるのだ。

ピシーン…ピシーン…

ッハぅ…

2本に増えた鞭が太ももと背中を狙う。

足が曲がり胸を突き出しワタシは床から離れて宙吊りになる。
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