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情画
第10章 四季咲き
「明日からしばらく連休ですね。1週間は来れません。」
「そうか、日付も曜日も関係ない生活をしてるから、忘れてました。
どこか出かけるんですか?」
「旅行とそれぞれの実家にいったりと…」
「そうですか、お子さんも楽しみにしてるでしょうね。」
「ええ。先生大丈夫ですか?」
「なんだか、年寄りか子供の扱いですね。
大丈夫ですよ。この時期は花の植え替えなどで忙しいんですよ。」
「お庭の手入れ大変そうですね。」
」
「毎年元気に咲かせることを思えば楽しいですよ。」
しばらく会えないのは寂しいけど仕方ない。
「そうだ、忘れてました。先生おやつがあるんです。」
衣装部屋に取りに行く。
袋を渡すと先生が覗く。
「ドーナツだ。手作りですか?」
「昨日のおやつ沢山できたので。」
「手作り楽しそうですね。珈琲を入れましょうか。」
食べながら先生が作り方を聞いてくる。とても興味があるようだった。
実と三人で作ったら大騒ぎになりそうだな。その様子を想像したら笑みがこぼれた。
先生がドーナツを頬張る姿を見ると、珈琲よりミルクを出した方が良かったのではと思った。
先生が小さくなったら、
実が大きくなったら、
二人が被って見えた。
「そうか、日付も曜日も関係ない生活をしてるから、忘れてました。
どこか出かけるんですか?」
「旅行とそれぞれの実家にいったりと…」
「そうですか、お子さんも楽しみにしてるでしょうね。」
「ええ。先生大丈夫ですか?」
「なんだか、年寄りか子供の扱いですね。
大丈夫ですよ。この時期は花の植え替えなどで忙しいんですよ。」
「お庭の手入れ大変そうですね。」
」
「毎年元気に咲かせることを思えば楽しいですよ。」
しばらく会えないのは寂しいけど仕方ない。
「そうだ、忘れてました。先生おやつがあるんです。」
衣装部屋に取りに行く。
袋を渡すと先生が覗く。
「ドーナツだ。手作りですか?」
「昨日のおやつ沢山できたので。」
「手作り楽しそうですね。珈琲を入れましょうか。」
食べながら先生が作り方を聞いてくる。とても興味があるようだった。
実と三人で作ったら大騒ぎになりそうだな。その様子を想像したら笑みがこぼれた。
先生がドーナツを頬張る姿を見ると、珈琲よりミルクを出した方が良かったのではと思った。
先生が小さくなったら、
実が大きくなったら、
二人が被って見えた。