この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
情画
第11章 連休
旅行の間は家族らしく過ごせた。
家にいたら、いたたまれない時間もあったかもしれない。

実が楽しむように…
夫婦でそれを考えていればよいのだから。


ワタシの実家には主人の実家に行く時に寄るだけ、電車で行けなくもないが、
なかなか行きづらくなっていた。

当たり障りのない会話をしていくだけ…
両親も実の顔が見れればいいようで、入学祝いといって洋服やオモチャなど沢山用意していた。

主人の実家に行くのは気が重い。言われることがわかっているからだ。

「実、大きくなったなぁ。」

義父と主人は実に係りっきりだ。
キッチンで義母と料理を作る時間、これが一番苦痛だった。

「実君も小学生ね。」

「はい。」

「兄弟欲しがるんじゃないかしら」

……

「孫は男の子ばかりだし、女の子欲しいわね。」

……

「いずみさんは、女の子欲しくない?」

「そうですね…」

「男は皆、嫁さんに取られちゃうけど、女の子はなんだかんだいって家にくるから、女の子産んどいた方がいいわよ。」

………


単に女の孫が欲しいだけかもしれない。
全く悪気もないのだろうけど、

義母の大事な男の子を取った嫁さんとは、ワタシであることになると、気づいて話しているのだろうか。

/710ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ