この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
情画
第11章 連休
ワタシは都合の悪いところは料理に集中していたふりをして、返事をしなかった。

「私はその点、男二人、女一人、皆、比較的近くに所帯持ってくれたし、安心だわ。」

……

「やっぱり昔から言うように一人っこって、良くないと思うのよね。

二人目授かるように努力してる?」

「あ…まぁ…」

手を止めてこっちを向いて問いただされたら、答えないわけにはいかなかった。

授かるといいながら、努力して、と、なんとも矛盾した言い方だし、
それは、夫婦の営みがあるのか?という不躾な質問であるのに、
キッチンという取調室では何が行われてもいいということだろうか。


「あの子も仕事忙しいとか言ってる場合じゃないわよね。」

………

「後で言っとくわ。ちゃんとしなさいって、赤ちゃんできるまでは、仕事もほどほどにして、家族のこと考えなさいって…」


出来てしまえば後はいいという風に聞こえるのは気のせいだろうか。

苦痛の時間に胃が痛くなってくる。

義母はこちらの様子など気づくことはない。

「いただきます。」

「実君も妹欲しいわよね〜」

「おばあちゃん、妹じゃなくてもいいよ〜」

「あ…そうよね。でも兄弟欲しいでしょ〜」

「うん。」

義母は、ほら見たことかと言わんばかりの視線を向けてきた。

連休なんてなくていい。
そんな思いで自宅に帰ってきた。
/710ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ