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情画
第12章 レッスン
ワタシはお盆を握りしめて腰を落とし、ゆっくりとお尻を回す。

「の」の文字を思い浮かべて書いていく。

突き刺さった先生の筆が、ぐるんと肉壁を掻き、いいところを抉る。

ペチンっ…

はぅぅ…

「厠は鳴かないだろう。
もっとゆっくりと大きく書くんだ。」

っぁぁ…

先生の声から興奮しているのがわかる。
そしてワタシもこの状況に興奮していた。

命令通り、ゆっくりとのの字を書いていく。

壁を押す先生の力強さをそこで感じた。

声を押し殺す分、茶碗がカチカチと鳴る。
息を整えてもう一度、ゆっくりと腰を回す。

あぁ…もう少しで、いいところを掠める。

うあぁあああ…

ガチャッ…ゴトっ…クワンワン…

ああぁ…茶碗が…

「厠は鳴かないと言ったのに…」

先生がお盆を取って投げ捨て、ワタシの腰を掴む。

先生…だって…突然…動くんですもの…

「こんなんじゃ、すぐに人が駆け付けてしまいますね。」

んはぁ…奥まで…きてる…

「間男の絵の真似事は終了ですね。」

先生が入ったまま向きを変えられ、ワタシは鏡に手を付いて立たされる。

先生は後ろからワタシを衝いてくる。
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