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第14章 テスト

熱い迸りをお腹で受け止めた。

っぁ…

先生に抱き締められて幸せに包まれた。

｢休まなくて大丈夫ですか？｣

｢はい。｣

｢じゃあお風呂にゆっくり入りましょうか。｣


｢はい。｣

シャワーを浴びて湯船に浸かる。先生にくるまって入った。

｢そういえば、ちょうど綻び始めた芍薬がありましたよ。

実くんに見せてあげましょう。｣

｢凄く喜びます。塀の絵も毎日貼り付いて見てるんですよ。｣

｢色んなことに興味を持つのはいいことですよ。｣

｢先生の子供時代ってどんなだったんでしょう。｣

｢前にも話した通り絵を描くばかりでした。｣

｢今とあまり変わりないですか？｣

｢そうですね。いずみさんは？｣

｢ワタシも家で本を読んでることが多かったです。｣

｢でも好きなことを好きなだけ出来るのが一番ですよ。｣

先生の手が優しくお湯をかき混ぜて、ワタシの肩を撫でていた。

ゆったりと寛いでお風呂に入るのは久しぶりだった。

｢今日も魚を焼こうと思っているんですが、卵焼きをお願いできますか？｣

｢先生ほんとに卵焼きばかり。｣

｢だって美味しいのだから仕方ないです。｣

濡れた髪をかきあげた先生の色っぽい顔が近づいてくる。