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情画
第14章 テスト
気が合うに決まってるけど、実が先生を好きになってくれて嬉しかった。

「僕が押すよ。」

実はインターホンを押した。


「どうぞ…実くん寄り道してきていいよ。」

返事と同時に実は門をくぐっていた。

「寄り道していいってどういうこと?」

「まっすぐ来なくていいってことよ。」

「早く会いたいのに変な先生。」

実は小路を走っていた。


あーっ…あーっ…

「ママ、寄り道ってこのことかなぁ、爆弾が開きそうだよ。早く早くぅ」

芍薬を見つけて実は叫んでいた。

「あ〜キャベツだ。クシュクシュに畳まれてる。
ママ早くぅ〜やっぱり爆弾はキャベツだった。」

「咲き始めたのがあったのね。」

カラン…カラン…

「あっ…先生、こっちこっち、爆弾がキャベツで爆発しそうだよ。見てっ早くぅ〜」

出迎えてくれた先生の手を引き、芍薬のところに連れてきていた。

「先生こんにちは…」

「実くん、ようこそ…」

「あっ…先生こんにちは…」

挨拶をしていなかった実は照れながら頭を下げた。

「ところで実くん、爆弾の名前は覚えてる?」

「う〜ん、しゃくやく…」

「そうだ。正解。」

先生が実の頭を撫でると実は嬉しそうに先生を引っ張り屈ませる。
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