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情画
第14章 テスト
「実くん、そろそろ時間だけど…」
「先生、タイルで絵を描いてみたよ〜」
「出来上がったの?」
「うん、できた。」
「きれいだね〜」
「う〜ん先生っ、これ絵じゃないんだ。」
「じゃあ何なのかな?」
実が言うようにそれは絵ではなかった。色んな色の混ざったマーブル模様だった。
「内緒、先生当ててみて?」
「ヒントもないの?」
「仲間外れを見つけるとわかるよ。」
ヒントをもらってもわからなかった。
「ん…」
先生も困っているのか色んな角度からそれを見ていた。
「もしかして…隠れているのは字かな?」
「そ、そうだよ。」
「実くんの大好きなものだね。」
「う…うん。」
「先生わかってきたよ。」
「まだ言っちゃだめだよ。」
「お母様にも当ててもらわなきゃね。」
「うん。」
「え…ワタシが?」
「仲間外れを見つけるんですよ。」
マーブル模様は暖色系のものばかり使っていて柔らかい印象だった。
寒色系のタイルが額縁のようになっている。
「こっちから見るといいかもしれない。」
先生の隣に立つ。
「あ…もしかして…実、カタカナ習ったの?」
「うん…」
「答えはワタシね。」
「そうだよ。ママだよ。」
「先生、タイルで絵を描いてみたよ〜」
「出来上がったの?」
「うん、できた。」
「きれいだね〜」
「う〜ん先生っ、これ絵じゃないんだ。」
「じゃあ何なのかな?」
実が言うようにそれは絵ではなかった。色んな色の混ざったマーブル模様だった。
「内緒、先生当ててみて?」
「ヒントもないの?」
「仲間外れを見つけるとわかるよ。」
ヒントをもらってもわからなかった。
「ん…」
先生も困っているのか色んな角度からそれを見ていた。
「もしかして…隠れているのは字かな?」
「そ、そうだよ。」
「実くんの大好きなものだね。」
「う…うん。」
「先生わかってきたよ。」
「まだ言っちゃだめだよ。」
「お母様にも当ててもらわなきゃね。」
「うん。」
「え…ワタシが?」
「仲間外れを見つけるんですよ。」
マーブル模様は暖色系のものばかり使っていて柔らかい印象だった。
寒色系のタイルが額縁のようになっている。
「こっちから見るといいかもしれない。」
先生の隣に立つ。
「あ…もしかして…実、カタカナ習ったの?」
「うん…」
「答えはワタシね。」
「そうだよ。ママだよ。」