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情画
第17章 新芽
「実、カモがいるよ。」
「ママどこ?」
水草の間から現れたカモの群れを実に教えた。
「赤ちゃんがくっついてる。」
実が叫んで興奮している。
可愛いカルガモの親子だった。
「描きたい。」
実が荷物を下ろし画板をかける。
「よし、良いものがあるぞ。」
先生がリュックから何か出して水面に投げる。
カルガモが一斉に寄ってきた。
「うわ、何々?」
「パンの耳だよ。」
「やりたい。」
「少しずつだよ。」
実は先生を真似てパンの耳をちぎって投げる。
親鳥に付いて雛が群がってきた。
「赤ちゃん可愛いね〜」
しばらく投げて楽しんだが絵を描き始めた。
「ママ投げて〜?」
絵を描くのに離れて行かないように餌を投げた。
実はその様子を描き止めていった。
「赤ちゃん小さくて可愛いね。」
言いながら一緒懸命描いていくのだ。
先生はと思うと沼の反対側に座り何か描き初めていた。
「実、」
「なあに?」
「先生のおうちで暮らすのどう?」
「楽しいよ。」
「そう、良かった。」
「ママは楽しい?」
「ええ…」
「先生は、ゆうパパはいつもおうちにいるでしょ。
だから、いつもママが楽しそう。
ゆうパパは面白い話してくれる。」
「ママどこ?」
水草の間から現れたカモの群れを実に教えた。
「赤ちゃんがくっついてる。」
実が叫んで興奮している。
可愛いカルガモの親子だった。
「描きたい。」
実が荷物を下ろし画板をかける。
「よし、良いものがあるぞ。」
先生がリュックから何か出して水面に投げる。
カルガモが一斉に寄ってきた。
「うわ、何々?」
「パンの耳だよ。」
「やりたい。」
「少しずつだよ。」
実は先生を真似てパンの耳をちぎって投げる。
親鳥に付いて雛が群がってきた。
「赤ちゃん可愛いね〜」
しばらく投げて楽しんだが絵を描き始めた。
「ママ投げて〜?」
絵を描くのに離れて行かないように餌を投げた。
実はその様子を描き止めていった。
「赤ちゃん小さくて可愛いね。」
言いながら一緒懸命描いていくのだ。
先生はと思うと沼の反対側に座り何か描き初めていた。
「実、」
「なあに?」
「先生のおうちで暮らすのどう?」
「楽しいよ。」
「そう、良かった。」
「ママは楽しい?」
「ええ…」
「先生は、ゆうパパはいつもおうちにいるでしょ。
だから、いつもママが楽しそう。
ゆうパパは面白い話してくれる。」