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情画
第17章 新芽
「ゆうパパっ、僕のご飯大人と一緒だね。」
確かに量は少ないが子供用の別メニューじゃなく、私達と同じものだった。
「だって家族で同じもの食べたいでしょう?
嫌いなものあった?」
「ううん、皆で一緒が嬉しい。」
確かに、子供の好きそうな別メニューで、地のものと関係ない料理が出ることが多いが、先生の言い方だとわざわざ頼んだようだ。
先生は、全てにおいて、子供扱いせず一人前としている。
一貫した方針があるのがわかった。
家族だから同じものを…
その気持ちも嬉しいし、実も喜んでいた。
「お刺身美味しいね。」
「うん、お肉の火に気をつけててね。」
陶板焼きのお肉を温める火に実は興味を示していた。
「ゆうパパ、ありがとう。」
「へ?」
「旅行に連れてきてくれて…」
「実、僕たちは家族なんだよ。皆で旅行して僕も楽しいんだよ。」
「うん、すごく楽しい。ゆうパパがパパになってくれて良かった。」
「照れ臭いなぁ、実。
僕はずっとずっと実のパパだよ。」
実と先生の会話に思わず涙が出る。
「ママなんで泣いてるの?」
「ん…嬉しいからよ。」
「ママも旅行きて楽しいから?」
「うん、そうよ。」
確かに量は少ないが子供用の別メニューじゃなく、私達と同じものだった。
「だって家族で同じもの食べたいでしょう?
嫌いなものあった?」
「ううん、皆で一緒が嬉しい。」
確かに、子供の好きそうな別メニューで、地のものと関係ない料理が出ることが多いが、先生の言い方だとわざわざ頼んだようだ。
先生は、全てにおいて、子供扱いせず一人前としている。
一貫した方針があるのがわかった。
家族だから同じものを…
その気持ちも嬉しいし、実も喜んでいた。
「お刺身美味しいね。」
「うん、お肉の火に気をつけててね。」
陶板焼きのお肉を温める火に実は興味を示していた。
「ゆうパパ、ありがとう。」
「へ?」
「旅行に連れてきてくれて…」
「実、僕たちは家族なんだよ。皆で旅行して僕も楽しいんだよ。」
「うん、すごく楽しい。ゆうパパがパパになってくれて良かった。」
「照れ臭いなぁ、実。
僕はずっとずっと実のパパだよ。」
実と先生の会話に思わず涙が出る。
「ママなんで泣いてるの?」
「ん…嬉しいからよ。」
「ママも旅行きて楽しいから?」
「うん、そうよ。」