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情画
第17章 新芽
「公園も綺麗だったよね。」
「そうね。」
「うちの庭のたくさんの花もしれいだけど、ぜ〜んぶ一つの花ってすごいよね。」
「そうだ。実の絵、ドーナツにしなくちゃね。」
「ゆうパパ、ドーナツじゃなくて筒でしょ?」
「ああ、そうだった。」
「ゆうパパが教えてくれたのに。」
あははっ…あはははは…
笑いながら食事する。
新しい家族になってそれはいつものこととなる。
「ごちそうさまでした。」
実は嫌いなトマトも先生に言われて食べて完食した。
仲居さんがきて膳を下げて布団を敷く。
並べられた3組の布団を見て、
「今日は皆で寝れる。」
と実ははしゃいでいた。
「さて、実、絵を筒にするよ。」
空いた膳に実は画用紙を出す。
先生がセロテープで裏から止めるのを見て、皆でどんどん付けていった。
「できたぁ。」
筒になった絵は膳よりも大きくなる。
「ママ、パパ、持つの手伝って。」
実は絵の中心に立つ。
二人で筒を実の目線まで持ち上げていった。
「ああ、こっちが入口で〜カモがこっちで〜帰りはこっちをずうっと歩いたの。」
実は絵の内側を歩いて、景色を思い出しながら見ていた。
「そうね。」
「うちの庭のたくさんの花もしれいだけど、ぜ〜んぶ一つの花ってすごいよね。」
「そうだ。実の絵、ドーナツにしなくちゃね。」
「ゆうパパ、ドーナツじゃなくて筒でしょ?」
「ああ、そうだった。」
「ゆうパパが教えてくれたのに。」
あははっ…あはははは…
笑いながら食事する。
新しい家族になってそれはいつものこととなる。
「ごちそうさまでした。」
実は嫌いなトマトも先生に言われて食べて完食した。
仲居さんがきて膳を下げて布団を敷く。
並べられた3組の布団を見て、
「今日は皆で寝れる。」
と実ははしゃいでいた。
「さて、実、絵を筒にするよ。」
空いた膳に実は画用紙を出す。
先生がセロテープで裏から止めるのを見て、皆でどんどん付けていった。
「できたぁ。」
筒になった絵は膳よりも大きくなる。
「ママ、パパ、持つの手伝って。」
実は絵の中心に立つ。
二人で筒を実の目線まで持ち上げていった。
「ああ、こっちが入口で〜カモがこっちで〜帰りはこっちをずうっと歩いたの。」
実は絵の内側を歩いて、景色を思い出しながら見ていた。