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情画
第17章 新芽
ビュビュッ…ビュクビュクッ

崩れ落ちそうな貴女を支えながら、すべてをナカに吐き出していた。

「いずみ…大丈夫ですか?」

はぁ…はぁ…はぃ…

「もう一度汗を流さなきゃ。」

落ち着くまで抱き締めて口づけする。
すべてを僕に預け、貴女は首に手を回してきた。

汗を流し、もう一度湯船に浸かる。
今まで、貴女が帰るまでの時間を惜しむように体を重ねた。

離れたくない。と思わせたくて、もっともっとと責めるように愛した。

貴女を手に入れた。
心に余裕が出来たからか、いたわりながらの交わりで十分に満足していた。

「先生?何を考えてるんですか?」

貴女が覗きこんでくる。

「いや、幸せだなぁと実感してました。」

「先生…」

「はい?」

「ワタシのほうが幸せですよ。」

肩にコトンと頭を乗せる貴女が可愛くて、腕を伸ばして胸に抱えて頭を撫でた。

「ずっとどっちが幸せかを競い合いましょうね。」

「あ、ありがとうございます。」


法律だ世間体だの周りからのしがらみなど関係なく、僕たちは、とても幸せなのだ。


部屋に戻り冷水を飲む。
今日はたっぷり眠れそうだ。

実のパズルを片付けて、貴女が実の背中を撫でる。
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