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第17章 新芽

溢れる蜜は泉のようにいくら舐めても涸れることなく湧き出る。

花弁がぷっくりと腫れぼったくなり、花芽が芽吹くように目立ってくる。

貴女の舌は僕のｶﾘ裏をなぞり、切っ先の上でくるくると円を描く。

貴女も同じものが欲しいのだろう。

花芽を剥き出しに広げ舌で周りをなぞる。

あぁ…んぁあ…いぃ…

口をずらし、唇で蜜壺の入り口を覆うようにして、蜜をﾁｭﾙﾁｭﾙと吸う。

ああぁ…いぃ…ゆぅ…

逃げ腰になる貴女のお尻を支えように掴み撫で回す。
柔らかな感触を手で味わいながら、花芽に戻る。


｢ああ、温かい…｣

お返しのように貴女は僕自身を口内に含んでいった。

ﾋﾟﾁｬ…ﾋﾟﾁｬ…

ｼﾞｭﾊﾟ…ｼﾞｭﾊﾟ…

互いの口淫と吐息だけになる。

貴女のペースが早くなるのでこちらも上げていく。

花弁を舐め回し唇で食みながら合間に花芽を捏ねる。

はぁぁ…いぃ…ゆぅ…イクッ…

貴女が硬直して痙攣を起こす間も、クールダウンのようにゆっくりと舐め回していった。

はぁあ…

大きく息を吐く貴女が、ベッドから起き上がり床に跪く。

｢いずみ？｣

｢先生…ベッドの縁に腰掛けてください。｣

言われるままにいずみの前に腰掛けた。