この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
情画
第17章 新芽
「僕、まだ宿題やってないから…」
「宿題みようか?」
「一人で出来るから…」
「じゃあ終わったら、キッチンにきてくれるかな?」
「う、うん。」
「じゃあ作りながら、待ってるからね。」
「はい。」
実のショックを考えたら、この反応は仕方ない。
自分に言い聞かせて部屋を出た。
「先生?」
「宿題があると言われてしまいました。」
「あ…ワタシが行きます。」
「いや、食事が出来たら、呼びに行ってください。
お泊まりで家族ごっこをするのと、本当に家族になるのとじゃ、違いますからね。
実が納得できるまで、耐えますよ。」
「は、はい。」
二人で夕飯の支度を始める。結局出来上がるまで実は来なかった。
「先生、呼びに行ってきます。」
盛り付けも終わり、あと運ぶだけだ。
コンコン…
「実?開けるわよ。」
「ママ…どうぞ」
「宿題終わった?」
「う、うん…」
「ご飯出来たわよ。」
「うん…
ママ…ママはここにきて楽しい?」
「そうね。楽しいわ。」
「そうだよね。」
「実は?」
「僕も楽しいよ。でもパパが帰ってくるまでと…思ってたから…」
「そうね。ごめんなさい、嘘をついて…」
「おうちってすぐになくなっちゃうの?」
「宿題みようか?」
「一人で出来るから…」
「じゃあ終わったら、キッチンにきてくれるかな?」
「う、うん。」
「じゃあ作りながら、待ってるからね。」
「はい。」
実のショックを考えたら、この反応は仕方ない。
自分に言い聞かせて部屋を出た。
「先生?」
「宿題があると言われてしまいました。」
「あ…ワタシが行きます。」
「いや、食事が出来たら、呼びに行ってください。
お泊まりで家族ごっこをするのと、本当に家族になるのとじゃ、違いますからね。
実が納得できるまで、耐えますよ。」
「は、はい。」
二人で夕飯の支度を始める。結局出来上がるまで実は来なかった。
「先生、呼びに行ってきます。」
盛り付けも終わり、あと運ぶだけだ。
コンコン…
「実?開けるわよ。」
「ママ…どうぞ」
「宿題終わった?」
「う、うん…」
「ご飯出来たわよ。」
「うん…
ママ…ママはここにきて楽しい?」
「そうね。楽しいわ。」
「そうだよね。」
「実は?」
「僕も楽しいよ。でもパパが帰ってくるまでと…思ってたから…」
「そうね。ごめんなさい、嘘をついて…」
「おうちってすぐになくなっちゃうの?」