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情画
第18章 朝顔でも昼顔でもない花
実はフォトフレームを自室の壁に掛け、汽車を棚に飾る。
そして余った枕を先生に渡していた。

皆で家事をして皆で一緒に行動するという生活にも少しずつ慣れてきたようだ。

レッスンの日におうちを描きたいと言い出して、もう一度行ったけど、売物件の看板がたち、庭にも入れなくなっていた。

じっくり眺め、あとは見なくても描けると言って、レッスン室の白い天井を見て、思い出しながら描いていた。

先生が出来上がった絵を和室に飾ろうかと提案したが、自室に飾ると言って自分で貼っていた。

先生が近くの公園を見つけてくださり、キャッチボールやサッカーをする日も出来た。

実が馴染みやすいよう、実の前では、ワタシもゆうパパと呼ぶようにした。


「さあ、カーテンを開けてください。」

芍薬と蝶の絵が完成する。
沙絵さんの写真を飾っていた壁面が今のワタシを飾る場所となった。

百合と競うワタシ、縄化粧を施され互いに描き合うワタシに並んで、芍薬と蝶を纏うワタシがいた。

「先生、素晴らしいです。鏡に映ったものを表現するのって難しいですよね。」

「そうですね。一番苦労したところです。」
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