この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
情画
第18章 朝顔でも昼顔でもない花
「いや、上手に分けっこする。」
「わ、ワタシは上手に分かれたりできません…」
あはは…
あはははは…
泣いたり笑ったり怒ったり…
我慢しないで感情を出しあえる。
また、ひとつ本当の家族を取り戻した。
「で、おやつはプリンよ。」
「温かいやつ食べるんだ〜」
実はぴょんと降りて、いずみの脇を潜り抜け応接間に走っていった。
「僕も…」
と貴女の脇を潜り抜けるフリをして、唇を奪った。
んあ…
「プリンより、こっちの方が甘くて柔らかくて温かいのになぁ…」
真っ赤になる貴女の手を引き、応接間に向かった。
宿題を終えて、今度は冷たいプリンを味わう。
「ねぇ…僕、もう一回皆で朝顔みたい。」
「よし、見に行こう。」
皆で庭に出る。
初夏の日差しが弱まり、風が心地よく吹いていた。
「あ〜っ…皆咲いてる〜」
実は縁側も確認しに行った。
「1日中咲いてるから朝顔じゃないね。」
「昼顔でもないわね。」
「変わってても、やっぱり朝顔って呼べばいいんじゃないか?」
「そっかぁ…これが僕んちの朝顔だね。」
実の晴れやかな目に葵の美しい朝顔が映っていた。
「わ、ワタシは上手に分かれたりできません…」
あはは…
あはははは…
泣いたり笑ったり怒ったり…
我慢しないで感情を出しあえる。
また、ひとつ本当の家族を取り戻した。
「で、おやつはプリンよ。」
「温かいやつ食べるんだ〜」
実はぴょんと降りて、いずみの脇を潜り抜け応接間に走っていった。
「僕も…」
と貴女の脇を潜り抜けるフリをして、唇を奪った。
んあ…
「プリンより、こっちの方が甘くて柔らかくて温かいのになぁ…」
真っ赤になる貴女の手を引き、応接間に向かった。
宿題を終えて、今度は冷たいプリンを味わう。
「ねぇ…僕、もう一回皆で朝顔みたい。」
「よし、見に行こう。」
皆で庭に出る。
初夏の日差しが弱まり、風が心地よく吹いていた。
「あ〜っ…皆咲いてる〜」
実は縁側も確認しに行った。
「1日中咲いてるから朝顔じゃないね。」
「昼顔でもないわね。」
「変わってても、やっぱり朝顔って呼べばいいんじゃないか?」
「そっかぁ…これが僕んちの朝顔だね。」
実の晴れやかな目に葵の美しい朝顔が映っていた。