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情画
第21章 秋
ハッとして見上げると先生の瞳には妖しい色が入っていてしっかりとワタシを捕らえていた。

「あ…お、おはようございます。」

慌てて手をバスローブから抜こうとすると、先生の手に阻まれた。

「もう一度、言って」

「やっ…恥ずかしい…先生いつから起きてたんですか?」

「貴女がこっちを向いて目覚めましたよ。

もう一度言って…」

先生はクルッと体を起こされてワタシは先生の体の下に縫いとどめられていた。

「そんな…恥ずかしい…」

「ならば、言わせましょうね。体に…」

えっ…

先生を見上げようとすると唇が重なり口づけされて、見れずに目を瞑る。

朝から燃えるように熱い先生の舌が唇を割って入ってきた。

チュッ…クチュリ…

熱い舌に溶かされていく…
んん…んはっ…

「いずみ…ちゃんと息をして…」

っはぁ〜

呼吸を忘れて先生に応えていた。


貴女が寝返りを打つので眠りが浅くなる。
抱き締めようとしたら、肩に手を置かれ、反対の手がバスローブを潜ってくる。

貴女はいつも遠慮してばかりだ。
僕は瞼を閉じたまま、素の貴女を窺った。

僕が寝ていると思い込む貴女は、僕の胸を確かめるように撫でる。

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