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情画
第21章 秋
ん…
朝目覚めると先生に背を向けて、先生が追いかけるようにワタシをくるんで寝ていた。
愛する人の腕の中で眠る。これほど幸せな目覚めはない。
先生が見たくて少しずつ体を捩り向き合う形に戻る。
長い睫毛、穏やかな寝顔からも綺麗な顔立ちが窺えた。
バスローブがはだけて胸板が覗いている。そこから漏れる色香にくらくらしそうだった。
先生の肩に左手を置く。そこに3色の光を見つけ昨日のことを思い出す。
沢山の色を作っていきたい。
いつの間にか惹かれて好きになり愛してしまった。
世間で許される愛ではないけれど、止めることは出来なかった。
一度は離れ八年の時をおいても薄れることのない想い、実を結び、共に生きることを約束された。
何の力もなく、先生にすがるしかないワタシを一緒にいることが幸せと言われる先生…
ワタシはバスローブに右手を潜らせ、その温かい鼓動を確認した。
「先生…何の取り柄もないワタシですけど、
愛しています。」
ワタシは囁いてその胸に頬を寄せた。
先生の腕に力が入りギュッと抱き寄せられる。
「おはよう、いずみ…
そういう大事なことは寝てる時に言わないでください。」
朝目覚めると先生に背を向けて、先生が追いかけるようにワタシをくるんで寝ていた。
愛する人の腕の中で眠る。これほど幸せな目覚めはない。
先生が見たくて少しずつ体を捩り向き合う形に戻る。
長い睫毛、穏やかな寝顔からも綺麗な顔立ちが窺えた。
バスローブがはだけて胸板が覗いている。そこから漏れる色香にくらくらしそうだった。
先生の肩に左手を置く。そこに3色の光を見つけ昨日のことを思い出す。
沢山の色を作っていきたい。
いつの間にか惹かれて好きになり愛してしまった。
世間で許される愛ではないけれど、止めることは出来なかった。
一度は離れ八年の時をおいても薄れることのない想い、実を結び、共に生きることを約束された。
何の力もなく、先生にすがるしかないワタシを一緒にいることが幸せと言われる先生…
ワタシはバスローブに右手を潜らせ、その温かい鼓動を確認した。
「先生…何の取り柄もないワタシですけど、
愛しています。」
ワタシは囁いてその胸に頬を寄せた。
先生の腕に力が入りギュッと抱き寄せられる。
「おはよう、いずみ…
そういう大事なことは寝てる時に言わないでください。」