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情画
第21章 秋
貴女の手に力が籠る。
どうやら達したようだ。

ズチュン…ズチュン…

潤いまとわりつく貴女のナカで、僕は高まっていく。

貴女の声を呑み込み、体が溶けて一つになる。

んん…いきますよ…

自身に一段と力がみなぎるのを感じ、貴女のいいところを目指していく。

あっ、あっあぁあ…

律動の度に声をあげる貴女に感じて、僕も最奥に放った。


あぁぁ…

貴女を横に向けてお腹と背中を擦った。




ピンポーン…

「あっパパとママだ。」

「お邪魔します。」

「ゆうパパ、見て…おじいちゃんとおばあちゃんの絵を描いたよ。」

「実くん、絵が上手になったわね。」

母が嬉しそうに実の頭を撫でる。父も喜んでいた。

「せっかくだから、きちんと飾りたいわね。」

「ちょっと待っててくださいね。」


先生は車に戻り額を持ってきた。

「あら、ずいぶん用意がいいこと。」

「実が来る前から絵を描くと言ってましたからね。」

「実もずいぶんしっかりしてきたな。」

父が緊張しながら先生に話しかける。

「だって、実、小学生になったんだもんね。」

先生にも撫でられて実は自慢気に微笑んでいる。
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