この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
情画
第23章 桜
結の成長に合わせて家族の在り方も成長していく。
門の近くの桜が満開だった。
あ〜 あ〜
結も首が座りまた見る世界が広がる。
ひらひらと舞い降りる花びらに、手を揺らして声を出していた。
「結ちゃん、さくらっていう花だよ。綺麗でしょう。」
実が渡した花びらを受け取った結は、そのまま口に持っていく。
「ああん、やっぱり食べちゃうか…
結ちゃん、めんめ…ポイして…」
う〜
まだ上手に指を使えず花びらは落ちていった。
んんぅ〜
結の発する声も色々な感情が表されるようになっていた。
「実、今日から二年生だね。学校でもお兄さんだ。」
「うん、今日は入学式の一年生に僕たちから歌をプレゼントするんだよ。」
「そっかぁ、頑張って…」
「うん、いってきます。」
「いってらっしゃい。」
結の誕生で、寂しい思いをするかと思ったけど、先生と競って結の相手をする。
結に沢山話しかけることから、自分のこともよく話すようになってきた。
ふわっと柔らかい春風が吹き、桜の花びらが沢山舞う。
ああああぁ〜 ああああぁ〜
先生の肩に抱かれた結にはすごい景色なんでしょうね。
手足をバタバタ振って声をあげていた。
門の近くの桜が満開だった。
あ〜 あ〜
結も首が座りまた見る世界が広がる。
ひらひらと舞い降りる花びらに、手を揺らして声を出していた。
「結ちゃん、さくらっていう花だよ。綺麗でしょう。」
実が渡した花びらを受け取った結は、そのまま口に持っていく。
「ああん、やっぱり食べちゃうか…
結ちゃん、めんめ…ポイして…」
う〜
まだ上手に指を使えず花びらは落ちていった。
んんぅ〜
結の発する声も色々な感情が表されるようになっていた。
「実、今日から二年生だね。学校でもお兄さんだ。」
「うん、今日は入学式の一年生に僕たちから歌をプレゼントするんだよ。」
「そっかぁ、頑張って…」
「うん、いってきます。」
「いってらっしゃい。」
結の誕生で、寂しい思いをするかと思ったけど、先生と競って結の相手をする。
結に沢山話しかけることから、自分のこともよく話すようになってきた。
ふわっと柔らかい春風が吹き、桜の花びらが沢山舞う。
ああああぁ〜 ああああぁ〜
先生の肩に抱かれた結にはすごい景色なんでしょうね。
手足をバタバタ振って声をあげていた。