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情画
第24章 芍薬
あぁ…いくよ…

ズクン…

ぁあああっ…

同時に達し最奥に放つ。

貴女は僕の熱を受け止めて、ふわっと微笑んだ後、意識を飛ばした。





っはっ…

先生の温もりを失って目覚める。

先生…

絵の道具も片付けられ、ワタシはドレスを脱がされて毛布を掛けられていた。


先生…ゆぅ…

返事が無くて不安になる。
毛布を纏まって起き上がった。

ゆぅ…


カチャッ…

アトリエのドアまでいくと、ドアが開く。


「どうしました。」

「ゆうが居なくなったかと…」

「クスッ…居なくなりませんよ…お風呂が出来ましたよ。」

先生に抱き締められてキスされる。

「まずはあの扉を開けて、」

九年前のあの禁断の扉を示される。

「え…」

「ずっと避けてきたでしょう。開けて見てください。」

ワタシは緊張しながらドアノブを回す。

ガチャリ…


あっ…

正面に先ほど描かれたドレスのワタシがいた。そして、右手には再会後のワタシ、ドアのある面には九年前のワタシ…

「もうアトリエには飾り切れなくなりましたからね。今日から絵の貴女のお部屋です。

まだまだ沢山スペースはありますからね。

これからも貴女を描き続けますよ。」
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