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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第7章 ナルシャ・ブランシェ
 それは注ぎ込まれた酒以外のものが膣内を潤ませる感覚だった。肉の内側から粘膜を通って滲み出し、すでに膣内を満たしている液体に混入していく自身の蜜液。女の体液と反応してロージェヴィッツはますます女を狂わすその魔性を発揮し始める。

「ホーレ、ホーレ! 滲み出てきちまってんだろ? よーく掻き混ぜないとなあ」

 ピエルがナルシャの腹を押す。

「はがあっ! あうんっ!」

 ぷっ……ぴゅっ……ぶぴゅっ!

 膣口から噴き出るロージェヴィッツの飛沫が明らかに妖しさを増して変化していた。その芳香もまた淫らな発情臭をともったものとなっている。

 ピエルは満足げにその様子を観察すると、今度はナルシャに身を被せ唇で乳肉を愉しみ始めた。咥え、舌先で突き、捏ね、時に頬張り、余すことなくその小さな膨らみを堪能する。

「くひぃっ……い……ああっ……」

(い……気持ちイイ……ああっ……変に……変になる……)

 思わず上げそうになる嬌声を堪えようとすれば、その分肉体に反動がいく。

 ピエルの唇が這う動きを大胆な物にするたびナルシャの四肢を縛られた女体がテーブルの上で大きく激しく身悶えする。

(……どうすることもできないの?)

 いいように弄ばれる悔しさが込み上げる。銃士隊に敵なしの剣技を誇る自分が、為す術がないばかりか玩具のように肉体を弄り回され、しかも破廉恥な悦楽まで感じさせられてしまっている。

「カ……テリナ……様……」

 ナルシャの目から涙が零れた。悔しかった。哀しかった。敗北だった。幼いあの日の絶望の光景。幼い自分にはどうすることもできなかった現実。
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