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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第9章 催眠暗示の生贄
「今、この女に注入しているのはね……北海ノールランドの……それは逞しいバイキングの男のモノですの。フフ、さぞやいい夢見てることだろうねえ」
薄暗い地下の石造りの部屋。カタコンブの所々に設けられている礼拝所のひとつを秘密裏に改造した部屋だった。
ステンドグラスの前に灯された燭台の炎だけの薄暗がりに、石造りの大きな椅子に腰かけた状態で括りつけられたカーラの頭部には異様な鉄仮面が被されていた。全裸にされ、大きく開かれた両脚の間にはニンナーナの脈打つスコルピオンが未だに深々と突き立てられていた。
それだけではない。カーラの逞しい二の腕と太腿には、細くて長い鍼が刺さっている。その巨乳の上には香のようなものが置かれ、立ち昇る妖しい芳香をカーラの被らされた仮面の奥に送り込んでいた。
「なんとも淫靡な有様じゃのう……この香はどんな意味があるのかね?」
ニンナーナと共にカーラの姿を見守っていた僧服の老人が質問した。
でっぷりと腹を肥やし、年輪を重ねたその顔に刻まれた皺の下で欲深そうな眼光がカーラの無残な様に注がれていた。
彼こそは王国フランツィエの大僧正であった。そしてまた同時にニンナーナのパトロンでもある。
「灸と申します。腕と腿に刺してある鍼と同じ、東国オリエナに伝わる秘術ですわ」
「ほう……いやはや、貴女の見聞の広さには舌を巻くばかりじゃ」
「あら、畏れ多い。大僧正様には及びませんわ」
「この女ははどうなるのじゃ?」
薄暗い地下の石造りの部屋。カタコンブの所々に設けられている礼拝所のひとつを秘密裏に改造した部屋だった。
ステンドグラスの前に灯された燭台の炎だけの薄暗がりに、石造りの大きな椅子に腰かけた状態で括りつけられたカーラの頭部には異様な鉄仮面が被されていた。全裸にされ、大きく開かれた両脚の間にはニンナーナの脈打つスコルピオンが未だに深々と突き立てられていた。
それだけではない。カーラの逞しい二の腕と太腿には、細くて長い鍼が刺さっている。その巨乳の上には香のようなものが置かれ、立ち昇る妖しい芳香をカーラの被らされた仮面の奥に送り込んでいた。
「なんとも淫靡な有様じゃのう……この香はどんな意味があるのかね?」
ニンナーナと共にカーラの姿を見守っていた僧服の老人が質問した。
でっぷりと腹を肥やし、年輪を重ねたその顔に刻まれた皺の下で欲深そうな眼光がカーラの無残な様に注がれていた。
彼こそは王国フランツィエの大僧正であった。そしてまた同時にニンナーナのパトロンでもある。
「灸と申します。腕と腿に刺してある鍼と同じ、東国オリエナに伝わる秘術ですわ」
「ほう……いやはや、貴女の見聞の広さには舌を巻くばかりじゃ」
「あら、畏れ多い。大僧正様には及びませんわ」
「この女ははどうなるのじゃ?」