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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第12章 囚われの女獣
 では自分は本当に……?

「いじゃばっ……びょぐぼぉっ!(貴様っよくもっ!)」

 体は自由が効かない。相手がどこにいるもわからない。そのままの姿勢でカーラにできることは喚くことだけだ。しかし、それすらまともな言葉にならない。

「ホーホホホホホホホ! 人間の言葉を喋ってくれないと、何を言ってるかわかりませんわよ!」

 女の得意満面な表情が容易に想像できる。怒りが込み上げるが文字通り手も足もでない。その巨体と怪力でこれまで大抵の事は何でも切り抜けてきたカーラが、かつて体験したことのない最大の屈辱だった。

 悔しい。悔しすぎた。

「う……おおおおおおおお!」

 吼える。

「そうやって吠え声をあげているのが野蛮人の貴女にはお似合いね」
「ごおうっ! えっだいにごっす!(殺す! 絶対に殺す!)」
「さて、と。お目覚めになった所で貴女に用があるって人達がいるの」
「えめえっ ほぼべへろ! えっだいにおおっでやっばんあ!」
「お前達……お入りなさい」
「ひぃーえんごばっ! ぶっごおすっえいっえんばっ!」
「うるせぇなあ……」

 新しく男の声。空気が動く。何者かが近づいてくる気配。更に続いて別の男の声。

「よお、また遭ったな……わかるか?」
「あんだっ! えめべぶらっ……ばっ」
「昼間は礼になったなあ……」
「おっぱいでマジに窒息とか、さすがに初めての経験だったぜ」
「もばえわっ! あぼほぎほぉ……」
「屈辱だったぜえ……だが、思い返してみりゃ気持ちは良かったな」
「だから今度は俺達がお礼をと思ってよ」
「なっ……びやえろっ……えべらっ……なびぶるぎがっ!」
「……ニンナーナ様、ダメだ。こりゃ会話になりませんぜ」
「何を言ってんのか全然わかんねえ」

 ケヒャヒャヒャヒャと男達の下卑た嘲笑。

「フッ……問題あるのかい? お喋りしに来たわけじゃないだろう? それともアンタらのお礼ってのは、それで終わりなのかい?」

 ニンナーナと呼ばれたあの女の声。

「そいつあ、もっともで」
「じゃあ早速……」
「スコルピオンは外すんじゃないよ、おまんこはあたいのモンだからね!」
「わかってまさあ……」
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