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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第13章 令嬢銃士の処女査定
「わたくしの価値は……ご……五百万フラーナでございます。猊下……」
「ハッハッハ! 国の買える額だぞ……大きく出たな! シューヴルーズ侯の娘はたいした女傑だ!」

(ああ……父上の名を出さないで……)

 借金のカタとして自身に値段をつけるような真似をしている場で父親の名を出される辱めに、ノエルは思わず目を閉じた。長い睫毛を震わせて羞恥に耐える。

(ご免なさい……お父様、ノエルは家名を汚してしまいました)

 もとよりノエルの責任では全くないのだが、枢機卿の巧みな話術によってノエルの思考は場に呑まれてしまっていた。

「しかし私なら一千万とでも二千万とでも言うがな……まあいい」
「猊下ならぬ不肖のこの身なれば五百万とて畏れ多いこと。もとより借金などなくとも当然のことながら……恥を忍び、祖国への忠誠と奉仕にいっそう励み、いつか必ずやこの大恩に報わんと誓います……」

「いやいやいや、そういうことではないのだよ。まったく、深窓の令嬢というのは話が進まなくてかなわぬな。他の女なら物わかり良くこうパッパッと……もっと世の中を知らなくてはならんよ、君は。……まずは査定をさせてもらおう」

「査定……何を……?」
「ハハハ、だから世の中を知りたまえ、と言うのだ、マドモワーゼル。相手の主張する価値を鵜呑みにしておったのでは政治は立ち行かないのだよ。私は私で、君に五百万フラーナの価値があるか調べさせていただく……と、そういうことだ」

 確かにそれは道理ではあるが、このような事にどうすれば真価の白黒をつけられるというのか。ノエルは訝しんだ。

「純潔の証を見せたまえ! 女の価値のまず第一は乙女かどうかで決まる。違うかね?」

「純潔の……ええっ?」
「見せたくないのであればそれでも良いが、五百万という価値は半額……いや、それ以下と成らざるを得ないな、当然ながら」

「そ、そんな……」
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