この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第15章 女体売却契約
「よかろう、君には五百万フラーナの価値があると認めよう」
男の前で性感を昇り詰め、あろうことかお漏らしまでしてしまったショックでさめざめと泣くノエルに、枢機卿が声を掛ける。
「ご苦労だったね、仕事に戻ってくれたまえ」と、立番の男を下がらせる。
「へ、へえ。また御用があればなんでも喜んで……」
下半身を晒すノエルの痴態に後ろ髪を引かれながら男は室外へと消えた。
「辛かったろうが、良く頑張ったね」
聞こえだけは優しそうな台詞を口にする枢機卿だったが、この男の本性にノエルは気づいてしまっていた。
(泣いている場合じゃありませんわ……わたくしはシューヴルーズ家の娘。気丈に振る舞うのよ、ノエル!)
「そ、それでは……証文をお渡しください」
「何故だね?」
「えっ……しかし今〝認める″と」
「勘違いをしないで頂きたいねえ、マドモワーゼル。今のは査定だとお互い理解していたと思ったのだが」
「……ですから! 五百万の価値をお認めになったではありませんか、猊下!」
「そう、認めただけだ」
「では何故……?」
「君はアレかね? 銅貨を見せただけでパンを買える人なのかね?」
「……!」
「そう、支払いがまだだと言っているのだよ」
「そんな……いったいどうすれば……」
男の前で性感を昇り詰め、あろうことかお漏らしまでしてしまったショックでさめざめと泣くノエルに、枢機卿が声を掛ける。
「ご苦労だったね、仕事に戻ってくれたまえ」と、立番の男を下がらせる。
「へ、へえ。また御用があればなんでも喜んで……」
下半身を晒すノエルの痴態に後ろ髪を引かれながら男は室外へと消えた。
「辛かったろうが、良く頑張ったね」
聞こえだけは優しそうな台詞を口にする枢機卿だったが、この男の本性にノエルは気づいてしまっていた。
(泣いている場合じゃありませんわ……わたくしはシューヴルーズ家の娘。気丈に振る舞うのよ、ノエル!)
「そ、それでは……証文をお渡しください」
「何故だね?」
「えっ……しかし今〝認める″と」
「勘違いをしないで頂きたいねえ、マドモワーゼル。今のは査定だとお互い理解していたと思ったのだが」
「……ですから! 五百万の価値をお認めになったではありませんか、猊下!」
「そう、認めただけだ」
「では何故……?」
「君はアレかね? 銅貨を見せただけでパンを買える人なのかね?」
「……!」
「そう、支払いがまだだと言っているのだよ」
「そんな……いったいどうすれば……」