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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第17章 執務机の奉仕玩具
 淫らな声をつい上げてしまわぬよう、ノエルは必死で耐えていた。

 何故なら、午前の執務で枢機卿は来客と会談中なのだ。机の下でこんなはしたない行為にふけっているなど露見するなどもっての他……いや、枢機卿が構わなかったとしても、ノエルは恥ずかしくて死んでしまう。

「……お久しゅうございます。協定の調印式以来ですかしら」
「左様でしたかな、あのときはご挨拶しかできず実に残念でした……」

 頭上で交わされる挨拶。

 この、要人との会見中という条件で更に四フラーナの上乗せ、計十六フラーナ。この三日間でノエルが稼げたのは全部で三十フラーナだったので大成果と言えよう。

 それでも借金の残額は果てしないほど多い。同じ行為は値下げされてしまうため、ノエルは次々と新しい趣向を考えねばならなかった。それは淫らな発想を強制する枢機卿一流の洗脳と言えなくもない。

 性愛玩具へと改造されつつあるそんなノエルを執務机の下に隠したまま、枢機卿は平然と来客と会話を続ける。

「領事はお元気ですかな、近々開催する催しには是非ともご夫婦で参加いただきたいと……」

「主人もきっと喜びますわ、でもご招待のお話だけなら使いをお出しいただければ済みましたのに、どうして私だけをお呼びになられましたの」

「ハッハッハ、ご婦人の美しい姿を眼福とさせていただこうかと……いや、それは冗談ですが……うむふっ!」

 つるり、と口が滑り、つい肉棒を口中深くまで呑み込んでしまった。その刺激に反応して枢機卿の剛直がビクンと跳ねる。

(枢機卿様も感じていらっしゃる……)

 初めて体験する男の肉体的な反応に、ノエルは新鮮な驚きを感じていた。おしゃぶりという条件提示はノエルの考えではあくまで舐めるだけだったが、男を悦ばすにはこういう方法もあるらしい。

 今の自分の行為は枢機卿にとっても完全に不意打ちだったはずだ。自分の口が男根を喉奥まで滑り込ませたとき、猊下はどんな甘美な驚きを味わったのだろう……少なくともお客の貴婦人を前にしてすら思わず声を上げてしまうほどのものだったわけだ。

(そして、そうさせたのはわたくし……)

 ノエルは心の奥底で燃えるものを感じた。よりいっそう無心に、懸命に舌を這わせ始める。

 ぴちゃぴちゃ……じゅるるる……
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