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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第19章 淫らなる裁判
(馬鹿なことを考えるなっ! あの酒の残留効果よ。私は……負けないっ!)

 己を叱咤し、固唾をのんで彼女を見守る議員達をきっと見据える。今こそが逆転の刻。

「王都守護銃士隊隊長、カテリナ・ラ=フェールは告発します。ピエル・ド=ダンバジャンの悪逆無道の行いを!王都の安寧を脅かす醜悪無比なる犯罪を!」

 おお……と、議員達が讃嘆の声を上げる。噂に違わぬ女丈夫ぶり。凛として人々の胸に届く正義の声。

「女と牝と呼んで憚らぬ破廉恥漢! それこそがこの男の正体。それのどこに万民平等たるべしとの王の精神がありましょうや! あっ……なにをするっ!」

 朗々と告発を始めたカテリナを廷吏が取り押さえていた。

「……ここでもうひとつ証拠品を提示させていただく。……おい」

 証言台の前に歩み出たピエルの合図で、控えていた留置所の検査医が証拠品を運び入れる。

「ヒヒヒ……カテリナ隊長殿の愛銃アムールシエージュですじゃ」

 ピエルはそれを受け取ると高々と議員達に向かって掲げて見せた。銀に輝く優美な銃身に彫刻された花の装飾がキラリと光る。

「ご覧頂こう! このように毅然たる態度を装ってはいるが、この女もまたその淫らな本性を隠しているのだ! この改造された銃がその証拠……!」

「なっ……なにを馬鹿な! そっ……それは……」

 ピエルの手の中のアムールシエージュは、後部のその装弾口に奇怪なガラス管を取り付けられていた。

「普段から王都の守りを口にするこの女ですら、裏ではこのような道具にてあさましい快楽を貪っているんだぜ!」
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