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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第20章 花の都
 静謐な僧院の奥深く、大僧正の寝所から聖域に似つかわしくない艶めかしい女の声が漏れていた。

「そ、僧正様ぁ……は、早くぅ」

 裸の老僧正のでっぷりとした肥満腹の上で身をくねらせながら、くちゅくちゅとピンクの肉裂を自ら弄りノエルがせがむ。しかし大僧正は焦らすように、そのうなじに舌を這わすだけだった。

「そうはいってものう。いかに処女の破瓜とはいえ百フラーナは高い、高い。もう少し話のわかる値段でなくては、なあ……」

「あふっ……んあああっ……ひ、酷いですわっ……ノエルはもうこんなになっておりますのにぃ……」

 ノエルの指が淫核の上を滑る。ぐちゅぐちゅと蜜液が糸を引き、弾けてその飛沫が飛ぶ。

「そうは言っても、証文ごとそなたを身請けした最初の夜なんじゃ……サービスちゅうもんがあるじゃろう……」

「はあっ……サービスぅ……」
「そうじゃ、サービスじゃ……これからの長い付き合いには最初のサービスが肝心じゃぞ……」

「サービスぅ……サービス、したら……ああっ……もっと気持ち良くしていただけますの?」

「もちろんじゃ」
「しますっ……サービス致しますっ……ですからどうかぁ……んあっ……もうノエルはもう……待ちきれませんの……」

「ならば十フラーナ。それでどうかな?」
「わかりましたっ! 十フラーナでノエルの純潔を……お譲りいたしますっ!」

 それはかつて枢機卿に譲ったショーツの、十枚分の価値でしかなかった。
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