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マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~
第20章 花の都
文明の爛熟がもたらす道徳の頽廃。
しかし、世が腐敗していたのであればこそ、輝きを放つものもある。それは秘められ、語り継がれることなく淫靡な闇へと呑み込まれし儚き輝き。
時代の変わり目に咲き乱れ、かくして散った美しき花達を、歴史家たちが知ることはない。
〝全ての市民は平等である。その地位、職業、男女の別に関わらず、この平等は犯されざる神聖不可侵なものである″
幼王ファルルの万民平等宣言。
後の世はただ、この言葉だけを知る。
<マスケッティア・オブリージュ ~凌辱の四美銃士~ 了>