この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第2章 桜の木の下で

……彼が、何も言わないのをいいことに
私は目を閉じて、自分の両手をそっと彼の背中に回した。

私の顔の位置に胸があるから、この人は背が高くて
抱きしめた感覚で、男の人にしては体が細い方だってことが分かる。

………今でも、こんなにも胸がドキドキと高鳴っているから
これが本当に遼くんだったら、心臓発作を起こしてしまうだろうな。


「……あのさ」


沈黙していた彼が、口を開く。


「俺のこと、誘ってんの?」

「…えっ…?」


さっきよりも、低い声が振ってきたので
私はゆっくりと体を起こして、顔を上げた。


「その “ 秘密 ” って、どこまでが許される?」

「…………!」

「キスも、秘密のひとつに入れていい?」


/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ