この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
春雪 ~キミと出逢った季節 ~
第20章 溢れる笑顔

……土曜日は、会社が休みだから

遼くんは、お墓参りをする曜日を変えて、回数も減らすと言ってくれた。

だけど、それは遼くんと桜さんにとっての大事な時間だから

私のせいで、2人を離してしまうのはどうしても嫌だった。



……それなのに

やっぱり私は、我儘でダメな人間なんだ。



自分から遼くんの背中を押しておきながら

以前とは比べものにならない程

週末を1人で過ごすのが堪らなく寂しい。


だから、翌日の日曜日は

どこにも出掛けずに、遼くんとずっと一緒に過ごしたくて

彼の胸に顔を埋めたまま、離れることができない。



……遼くんが、困った表情をしているのを知りながら……



「……春菜」


優しく呼ばれて、ゆっくり目を開けた。

アイスラテをベンチの上に置くと、沙月が私の手をきゅっと握る。


「ねぇ、明日の土曜日空いてる?」

「……えっ?」

「私とデートしない?
昼間から飲んでもいいし、買い物しまくってもいいし」

「………!」

「女同士、楽しいことしようよ♪」


/438ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ