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退魔風紀 ヨミ ~恥獄の学園~
第2章 「わかったわ……」
「はい……私は狡くて卑怯な女です」
「エーシッシッシ! 日本の退魔師は卑しい奴らなんだな! だがしかし、勝つのは常にジャスティスなんだお! 憶えておけお!」
(くっ……許せない! 許せない! 許せない!)
自分ばかりか仲間達まで、いや日本人全体を蔑むかのようなギニーに、詠ははらわたが煮える想いだ。言うなりにされてしまっている自分自身にも腹が立つ。
「……はい。お、お教えいただきありがとうございます……反省しています」
「心を入れ替えてちゃんと言う通りするな、お?」
「はい……これからは言われた通りに……致します」
先ほどの電撃の衝撃冷めやらぬ体で、なんとか半身を起こし、ギニーを見上げながら誓いの言葉を口にさせられる。
「おし……なら、まずは検査からだお」
「検査ですって?」
「インキュバスは魅力的な女が好きなんお! お前にちゃんと魅力があるか確かめてからでないと媚薬は渡せねーんお!」
ギニーはそう言って、更に付け加える。
「……これ、けっこー高かったんお!」
詠は不安になってきた。検査とは何をするつもりだろう。
「エシッ! そこの跳び箱に両手をついて立てお! ぐずぐずすんな!」
「え、ええ」
跳び箱に向かって捉まる形となった詠の背後にギニーが廻る。
「もっとヒップを突き出すように!」
「ううう……」
「エーシッシッシ! 日本の退魔師は卑しい奴らなんだな! だがしかし、勝つのは常にジャスティスなんだお! 憶えておけお!」
(くっ……許せない! 許せない! 許せない!)
自分ばかりか仲間達まで、いや日本人全体を蔑むかのようなギニーに、詠ははらわたが煮える想いだ。言うなりにされてしまっている自分自身にも腹が立つ。
「……はい。お、お教えいただきありがとうございます……反省しています」
「心を入れ替えてちゃんと言う通りするな、お?」
「はい……これからは言われた通りに……致します」
先ほどの電撃の衝撃冷めやらぬ体で、なんとか半身を起こし、ギニーを見上げながら誓いの言葉を口にさせられる。
「おし……なら、まずは検査からだお」
「検査ですって?」
「インキュバスは魅力的な女が好きなんお! お前にちゃんと魅力があるか確かめてからでないと媚薬は渡せねーんお!」
ギニーはそう言って、更に付け加える。
「……これ、けっこー高かったんお!」
詠は不安になってきた。検査とは何をするつもりだろう。
「エシッ! そこの跳び箱に両手をついて立てお! ぐずぐずすんな!」
「え、ええ」
跳び箱に向かって捉まる形となった詠の背後にギニーが廻る。
「もっとヒップを突き出すように!」
「ううう……」