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退魔風紀 ヨミ ~恥獄の学園~
第2章 「わかったわ……」
 ギニーが指を伸ばして詠の乳首を挟み込んだ。ねっちりとした緩やかな動きでその肉突起を捻り転がす。

「う……くあっ! ふあっ!」

 刺激が甘い陶酔感となってバストに広がる。乳首をこねたまま、乳房全体への愛撫も疎かにしないギニーの巧みな指使いに、思わず声が出てします。

「アンッ……だっ……駄目っ……うっ……くふっ……あ、アアンっ!」

「ホラ、さっきのセリフ、このままもう一度言ってみろお……そしたら合格にしてやるお……」

 それが検査だと言うのか。ふざけている。だがしかし、詠には従うより他に術がないのだ。

「アッ……クッ……わ、私のおっぱいは……アアンッ! い、いやらし……い……おっぱいですっ……アアッ……ンアン! ふあっ……いやあぁ……」

 言わされているというのに、自分の乳房が本当にいやらしいのではないかという気になる。なにしろ、気持ち良いのだ。胸に食い込む他人の指、その部分がはっきりと甘い熱を帯びている。これが、感じる、ということなのだろうか。無理やりなのに、嫌悪を抱く相手に揉まれているというのに。

(私……どうしてしまったの?)

「よーし! 次はこっちだお!」

 ギニーの手がスカートの下に滑り込んできた。

「えっ! や、嫌ァッ! そこは……」
「これも検査だお! 動くなお!」

「検査って、何の検査よ! 必要ないでしょう! 約束通り協力はする。でも、ただの悪戯には付き合えないわ」

 さすがに言い返した詠に、ギニーが苦しげにポツリと呟き返した。

「……お前は男かもしれないお」
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