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牝囚戦隊ジェイルジャーファイブ
第6章 そうかもしれない……
 サイレンの音が街中に鳴り響いた。

「市民の皆様にお知らせします。只今、市ヶ谷方面にテロリストの巨大ロボットが出現、襲撃を行っています。付近の住民はただちに避難を……」

 街頭放送が警告を繰り返す。それは訓練でも嘘でもなかった。事実、真紅のロボットの巨体が地響きを立てて防衛省のある市ヶ谷基地に向かっていた。

 周囲を飛び回る自衛隊のヘリにはすでに射撃許可が下りていた。しかし、浴びせられる火線をものともせずに、ズシンズシンと歩を進めてゆく。

「ドワルギオン! 今日こそはお前達の最後……日本は俺たちが取り戻す! ファイナル・ジャスティス、我らリーダー戦隊ゴレッダー!」

 燃えたつ炎のような真っ赤な巨大ロボが名乗りを上げる。そのコックピットに乗る五人の戦士は、全員赤い戦闘スーツに身を包んでいた。

 彼らはかつてドワルギオンに壊滅させられた戦隊のリーダーたちだった。逃げ延び、そして今、新たな最新兵器によって最終決戦を挑みに来たのだ。

「……ダイレッドの力、受けてみろ!」
「うぬぬ……死にぞこないどもめ……だが、こちらにも秘密兵器はあるのさ」

 白昼の防衛省の正門でゴレッダーを待ち受けていたのは、ボンデージスーツのお馴染みの姿、女幹部のドワリーナだった。敷地内の通信用鉄塔ほどもあるロボットの、全長二百メートルの巨体を前に怯むことなく仁王立ちして不敵に笑う。

「出でよ、ジェイルダーロボ!」

 ゴゴゴゴゴコ……

 ドワリーナの背後で庁舎前の儀仗広場が二つに割れ、地下からせり出す巨大な機体。赤き巨人に勝るとも劣らぬ、人型の巨大兵器!

「なっ、なんだと……!」

 意表を突かれてゴレッダーたちのロボ、ダイレッドが怯む。

「ホホ、ホホホホホーッ! 備えあれば憂いなしってね! 日本の防衛予算の十年分をつぎ込んで開発した最強兵器さ! だが、驚くのはまだ早いよ! 映せ!」

 ドワリーナの命令と同時に、空中に巨大な映像が投射される。それはジェイルダーロボのコックピット内の様子だった。

「なっ……!」
「こ、これは……!」
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