この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
牝囚戦隊ジェイルジャーファイブ
第7章 絶対に負けない!
洗脳の解除、それは記憶まで奪わない。人々は自分達がどういう価値観に染められ、その首謀者が誰かをハッキリと憶えていた。そしてそうなれば正義と正気を取り戻した人々の反応は速かった。
各会場では観衆がステージに押し寄せ、ジェイルジャーとして晒し者にされていたユキ、ヨリコ、ジュディ、小玲を助け出していた。そして悪に加担していた外道たちを取り押さえ、警察に引き渡す。ドワルギオンにとって、大集会を開いていたことが仇となった。
麗もまた、人々の手によって拘束を解かれ、ステージ上から警察に連行されるゲスドワールの後ろ姿を見送っていた。
(終わった……長い、本当に長い戦いだった……でも、これで平和が戻って来たんだ。偽りのない世界。正義が正義である世界が……)
誰かが渡してくれたブランケットに裸身を隠し、ふっと肩の力を抜く。
そこに、別の会場で捕まったドワリーナの声がスクリーンを通して届いた。
「憶えてろっ……桃水麗ぁぁぁぁ!」
それを聞いて、思わず笑いが込み上げる。
「……憶えていなきゃいけなかったのは貴女のほうよ。何度も言ったでしょう? ピンクのリップが世界を救う! 愛の勇者、ユウシャーピンク! って」
HAPPY END
各会場では観衆がステージに押し寄せ、ジェイルジャーとして晒し者にされていたユキ、ヨリコ、ジュディ、小玲を助け出していた。そして悪に加担していた外道たちを取り押さえ、警察に引き渡す。ドワルギオンにとって、大集会を開いていたことが仇となった。
麗もまた、人々の手によって拘束を解かれ、ステージ上から警察に連行されるゲスドワールの後ろ姿を見送っていた。
(終わった……長い、本当に長い戦いだった……でも、これで平和が戻って来たんだ。偽りのない世界。正義が正義である世界が……)
誰かが渡してくれたブランケットに裸身を隠し、ふっと肩の力を抜く。
そこに、別の会場で捕まったドワリーナの声がスクリーンを通して届いた。
「憶えてろっ……桃水麗ぁぁぁぁ!」
それを聞いて、思わず笑いが込み上げる。
「……憶えていなきゃいけなかったのは貴女のほうよ。何度も言ったでしょう? ピンクのリップが世界を救う! 愛の勇者、ユウシャーピンク! って」
HAPPY END