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BLACK WOLF~crime~
第8章 雨ノ夜
「はぁ、はぁ…」
ベッドの上に座り壁にもたれれかかるような体制で荒い息を吐く一方。
咳き込みはなくなったみたいだけど、その変わりに…
「あ…っ、ま、舞…っ。はぁ、はぁ…」
「ハルちゃん、大丈夫…?」
顔は真っ赤に染まり、目は涙目状態。
息も荒いし…、まさかさっきの媚薬の副作用で高熱がぶり返したんじゃと思うほどに。
どうしよう…、ハルちゃん、体調悪そう…。
熱が再発したのかな?
「ハルちゃ…」
「こっちに来るな…っ!!」
ハルちゃんの元へ向かおうとした瞬間に聞こえたハルちゃんの怒鳴り声。
初めてハルちゃんに怒鳴られたせいなのか体が驚いたようにビクッと跳ねた。
こっちに来るなって言われても、あんなハルちゃんを放って置くわけにはいかない。
「ハ、ハルちゃん…、大丈夫だよ。言ったじゃん、私の治癒力は凄いんだから」
胸を抑えながら苦しむハルちゃんの元へゆっくりと近づく。
風邪がぶり返ったなら安静にしてなきゃ。
桜木さんからもらった風邪薬もまだ残ってるし、飲み物だって残ってる。
「とにかく、横になってよハルちゃん。ね?」
ハルちゃんの熱を計ろうとハルちゃんの額に手を伸ばした瞬間
━━━━━ドサッ
「…ちくしょ」
「……ハルちゃ…、え…?」
気づくと、ベッドに横になってるのはハルちゃんじゃなくて…、私の方、だ…。
そして、ベッドに横たわる私の体の上には…、何故かハルちゃんがまたがっている。
突然過ぎて、頭の中が整理出来ない。
この状況、何がどうなったの…?
1つ1つ理解しようと頭の中の記憶のパズルを組み立てていく。
ベッドの上に座り壁にもたれれかかるような体制で荒い息を吐く一方。
咳き込みはなくなったみたいだけど、その変わりに…
「あ…っ、ま、舞…っ。はぁ、はぁ…」
「ハルちゃん、大丈夫…?」
顔は真っ赤に染まり、目は涙目状態。
息も荒いし…、まさかさっきの媚薬の副作用で高熱がぶり返したんじゃと思うほどに。
どうしよう…、ハルちゃん、体調悪そう…。
熱が再発したのかな?
「ハルちゃ…」
「こっちに来るな…っ!!」
ハルちゃんの元へ向かおうとした瞬間に聞こえたハルちゃんの怒鳴り声。
初めてハルちゃんに怒鳴られたせいなのか体が驚いたようにビクッと跳ねた。
こっちに来るなって言われても、あんなハルちゃんを放って置くわけにはいかない。
「ハ、ハルちゃん…、大丈夫だよ。言ったじゃん、私の治癒力は凄いんだから」
胸を抑えながら苦しむハルちゃんの元へゆっくりと近づく。
風邪がぶり返ったなら安静にしてなきゃ。
桜木さんからもらった風邪薬もまだ残ってるし、飲み物だって残ってる。
「とにかく、横になってよハルちゃん。ね?」
ハルちゃんの熱を計ろうとハルちゃんの額に手を伸ばした瞬間
━━━━━ドサッ
「…ちくしょ」
「……ハルちゃ…、え…?」
気づくと、ベッドに横になってるのはハルちゃんじゃなくて…、私の方、だ…。
そして、ベッドに横たわる私の体の上には…、何故かハルちゃんがまたがっている。
突然過ぎて、頭の中が整理出来ない。
この状況、何がどうなったの…?
1つ1つ理解しようと頭の中の記憶のパズルを組み立てていく。