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BLACK WOLF~crime~
第11章 BLACK WOLF
「舞ちんはどう?この仕事楽しい?」
ミサからの質問につい反応を返してしまう。
ブラウスの前ボタンを付けながら、今までの自分を振り返りながら。
「大変だし疲れるし、たまに嫌になるときもあるけど」
いろんな事を繰り返して、悩んで、やっと見つけた自分の居場所。
誰かの役に立ってる。
誰かが私を必要としてくれてる。
いろんな人の優しさに支えられて見つけ得たこの場所。
気づけば全力疾走でここまで来たんだ、私は。
「私は、今の私が好きだから」
昔みたいにウジウジ悩んだりしない。
今私は、この地を踏み締めて生きてるんだから。
「へぇ。舞ちんって変わってるね。もっといい職場があればすぐにでも転職してやるのに」
「あはは。誰かに必要とされるのもそんなに悪くないよ」
現に今の私は、このホームにいるたくさんの人に必要とされてる。
小さな力だけど、それでも自分に出来ることを少しずつやり遂げて行く。
それがいつか、何かに繋がると信じてるから。
「私は舞ちんみたいな菩薩様にはなれそうにないよ。それより、パスタどうする?」
ミサからの質問につい反応を返してしまう。
ブラウスの前ボタンを付けながら、今までの自分を振り返りながら。
「大変だし疲れるし、たまに嫌になるときもあるけど」
いろんな事を繰り返して、悩んで、やっと見つけた自分の居場所。
誰かの役に立ってる。
誰かが私を必要としてくれてる。
いろんな人の優しさに支えられて見つけ得たこの場所。
気づけば全力疾走でここまで来たんだ、私は。
「私は、今の私が好きだから」
昔みたいにウジウジ悩んだりしない。
今私は、この地を踏み締めて生きてるんだから。
「へぇ。舞ちんって変わってるね。もっといい職場があればすぐにでも転職してやるのに」
「あはは。誰かに必要とされるのもそんなに悪くないよ」
現に今の私は、このホームにいるたくさんの人に必要とされてる。
小さな力だけど、それでも自分に出来ることを少しずつやり遂げて行く。
それがいつか、何かに繋がると信じてるから。
「私は舞ちんみたいな菩薩様にはなれそうにないよ。それより、パスタどうする?」