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BLACK WOLF~crime~
第3章 蜘蛛ノ糸
プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…


黒埼さんからの着信音は変えてあるから音でわかる。

画面を見れば黒埼さんの名前も出てるからそれ以外のナンバーは無視すればいいけど、鳴りっぱなしじゃさすがにうるさい。

切ってしまいたい。

電源を落としてしまいたい。

プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…


鳴り続ける携帯。


もうやだよ…。

何でこんなことに…。





こんなこと、黒埼さんに相談出来るはずもなく私は1人で抱え込むしかない。

こっちには相談出来る仲のいい友人なんていないし、そもそもこんな話誰が信じてくれる?

……いや、相談したとしてもその友人も私を裏切って嫌がらせをしてくるかも知れない。

…もう、誰も信用出来ないよ。




プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…

尚も鳴り続ける携帯。

プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…




ドンドンッとドアをノックする音。

「相沢さんっ!?管理人ですけどっ!他の部屋から電話の音がうるさいって苦情が来てるんですよっ!集団生活のルールを守って貰わないと困りますよっ!!」

ドンドンッ

「相沢さんっ!いるんでしょっ!聞いてますかっ!?」


プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…


うるさい…

うるさい…、うるさい…、うるさい


うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい



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