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BLACK WOLF~crime~
第3章 蜘蛛ノ糸
「そんなに何回もかけて来るって事は何かあんじゃね?出てやったら?」
プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…
私の手の中の携帯に表示されてるのはまたしても見知らぬ番号。
取らなくてもわかるよ。
いつもの嫌がらせの電話だ。
いや…、出たくない…。
ハルちゃんに背中を向けて必死で隠そうとした。
携帯も私の表情も、全部。
プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…
「舞?」
お願い、もう切れて…
もうやめて…っ!!
携帯を握る手、肩、全てがガタガタと震え出す。
さっきまで収まってた恐怖が一気に甦った。
誰かが私を見てる。
私を見張ってる…。
「……………っ。」
固く目を閉じて祈るように携帯を握り締めた。
お願い、もうやめて、と。
すると━━━━━
ガタンッという音と共に急に立ち上がったハルちゃんは私の肩を掴み、自分の方を向かせると
「━━━っ、ちょっと…ハルちゃんっ!」
私の手からしつこく鳴り続ける携帯を取り上げてしまった。
携帯の画面に表情されてる見知らぬ番号。
ハルちゃん、何をする気?
プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…
プルルルル…、プル━━━━━━「はい。どちら様ですか?」
「ちょっ…っ!!」
何と、私の携帯にかかって来た見知らぬ番号からの着信にハルちゃんが応答してしまったのだ。
…
低く、まるで怒ったような声で。
私はその光景をただ唖然と見ていた。
『…………………………………………………………』
「今時無言電話かよ。何か言ったらどうだ?あぁっ?」
『うるせぇ!死ねよ、ブスッ!』
プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…
私の手の中の携帯に表示されてるのはまたしても見知らぬ番号。
取らなくてもわかるよ。
いつもの嫌がらせの電話だ。
いや…、出たくない…。
ハルちゃんに背中を向けて必死で隠そうとした。
携帯も私の表情も、全部。
プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…
「舞?」
お願い、もう切れて…
もうやめて…っ!!
携帯を握る手、肩、全てがガタガタと震え出す。
さっきまで収まってた恐怖が一気に甦った。
誰かが私を見てる。
私を見張ってる…。
「……………っ。」
固く目を閉じて祈るように携帯を握り締めた。
お願い、もうやめて、と。
すると━━━━━
ガタンッという音と共に急に立ち上がったハルちゃんは私の肩を掴み、自分の方を向かせると
「━━━っ、ちょっと…ハルちゃんっ!」
私の手からしつこく鳴り続ける携帯を取り上げてしまった。
携帯の画面に表情されてる見知らぬ番号。
ハルちゃん、何をする気?
プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…、プルルルル…
プルルルル…、プル━━━━━━「はい。どちら様ですか?」
「ちょっ…っ!!」
何と、私の携帯にかかって来た見知らぬ番号からの着信にハルちゃんが応答してしまったのだ。
…
低く、まるで怒ったような声で。
私はその光景をただ唖然と見ていた。
『…………………………………………………………』
「今時無言電話かよ。何か言ったらどうだ?あぁっ?」
『うるせぇ!死ねよ、ブスッ!』