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シミュレーション仮説 (旧作)
第13章 その夜、恵子は腕によりをかけてご馳走を作った。
 どのくらいそうしていたか。

 恵子の舌の動きに応じるように、篤志の舌もほんの少し動く。

「あ…ん…」

 甘い喘ぎが恵子から漏れる。
 相変わらず篤志のものは何の反応も見せないが、篤志の舌の動きにさらに力を得て、恵子の舌も動く。

「あ…んっ! もっと、もっと舐めて…っ!」

 いつしか篤志は、積極的に恵子の割れ目に舌を這わせていた。
 
 恵子の献身を感じた。
 少しでも応えたかった。
 少しでも、妻を悦ばせたかった。

 お互いを舐め合う舌の音に、恵子の喘ぎが混じる。

「あん…あっ! 篤志…篤志っ! イきそう…イきそうっ!」

 その声に篤志はさらに舌の動きを激しくする。
 何度も何度も絶頂に導いた、あの頃のように、舌を動かす。
 篤志は恵子の体の責め方を忘れてはいなかった。

「イくイく…っ! ああっ、イくぅ!」

 篤志の顔の上で恵子は果てた。
 
 篤志は照れたように笑うと、恵子を抱き寄せる。
 恵子はうっとりと、胸に顔を寄せる。

 篤志のものは、ついに最後まで何の反応も見せなかったが、二人とも不思議な満足感に包まれていた。
 体の満足以上に、心の満足を得ていた。

 恵子は、失いかけた篤志への愛情を取り戻していた。
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