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琥珀色の泡
第2章 Happy birthday

『そんなわけじゃないけど、20代の頃、数回来ただけだから。』
初めてではないけれど、やっぱり慣れない場所。
何となく落ち着かないのも、確かだ。
『そうなんだ。あ、そうだ。良かったら名前教えてください。』
朱里は、さっきよりくだけた感じで話し出した。私の緊張を分かってくれたのかもしれない。
『あ、ごめんね、香織だよ。』
『ありがとう。じゃ、香織さん。香織ちゃん。かおりん。何て呼べばいい?』
名前を聞いただけで、うまく緊張を解いてくれる。
『かおりん以外で。』
そんな会話をしていると、さっきの支配人がシャンパンを運んできた。
初めてではないけれど、やっぱり慣れない場所。
何となく落ち着かないのも、確かだ。
『そうなんだ。あ、そうだ。良かったら名前教えてください。』
朱里は、さっきよりくだけた感じで話し出した。私の緊張を分かってくれたのかもしれない。
『あ、ごめんね、香織だよ。』
『ありがとう。じゃ、香織さん。香織ちゃん。かおりん。何て呼べばいい?』
名前を聞いただけで、うまく緊張を解いてくれる。
『かおりん以外で。』
そんな会話をしていると、さっきの支配人がシャンパンを運んできた。

