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琥珀色の泡
第2章 Happy birthday

『お待たせしました。』
テーブルに置かれたシャンパンと2つのシャンパングラス。
ホストクラブで注文するシャンパンがどれだけ高いかぐらいは、私だって知っている。
もしかして、ボッタクリでは無いかと。私の表情は一気に険しくなった。
それを察してなのか、朱里はすぐに
『お誕生日、おめでとう。このシャンパンは僕からのかおりんへのプレゼント。』
と言った。
『え?いいの。。?』
かおりんと呼ばれたことよりも、突然のプレゼントが嬉しい。
『もっと前から知り合いだったら、ちゃんと用意したんだけど。』
そう言いながら、朱里はシャンパンをグラスに注ぐ。
ホストは、こういうことが仕事だと頭では分かっていた。
だけど、15年以上付き合った彼と別れて3年。
男性と二人で飲むのも久しぶりで。
しかも、相手は申し分ないほどのイケメンで。
『乾杯』
里美を待っていたせいで、空腹だったことも忘れていた。
確かにいつもより酔っていた。そして、初めて会ったばかりの朱里に、今まで抱えていた不安や不満を吐き出すように話してしまっていた。
テーブルに置かれたシャンパンと2つのシャンパングラス。
ホストクラブで注文するシャンパンがどれだけ高いかぐらいは、私だって知っている。
もしかして、ボッタクリでは無いかと。私の表情は一気に険しくなった。
それを察してなのか、朱里はすぐに
『お誕生日、おめでとう。このシャンパンは僕からのかおりんへのプレゼント。』
と言った。
『え?いいの。。?』
かおりんと呼ばれたことよりも、突然のプレゼントが嬉しい。
『もっと前から知り合いだったら、ちゃんと用意したんだけど。』
そう言いながら、朱里はシャンパンをグラスに注ぐ。
ホストは、こういうことが仕事だと頭では分かっていた。
だけど、15年以上付き合った彼と別れて3年。
男性と二人で飲むのも久しぶりで。
しかも、相手は申し分ないほどのイケメンで。
『乾杯』
里美を待っていたせいで、空腹だったことも忘れていた。
確かにいつもより酔っていた。そして、初めて会ったばかりの朱里に、今まで抱えていた不安や不満を吐き出すように話してしまっていた。

