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琥珀色の泡
第2章 Happy birthday

『お店まで少し歩くから、手をつないでもいい?』
朱里はそう言って私の右手を握った。
ホストだけど、イケメンと並んで歩くのは、素直に嬉しい。
でも40歳のプライドが邪魔をする。。
『子どもじゃないから。』
とその手をすぐに引き離す。
いくら理想の通りのイケメンでも相手はホスト。
たまに羽目を外す程度のお金はあっても、ホスト遊びが出来るわけじゃない。
今夜、数時間を過ごすだけの相手。
目一杯楽しめばいいのに、よく分からないプライドを崩すことが出来ない。
こんなことは慣れっこなのかもしれない。
『わかりました。じゃ行きましょう。』
手は繋がないけど寄り添うように歩き始める。
ホストへ行くのはこれが初めてじゃない。
だけど、20代の頃、何度か友達と行った程度。
私が緊張していることは、朱里にはバレバレだったのかもしれない。
朱里はそう言って私の右手を握った。
ホストだけど、イケメンと並んで歩くのは、素直に嬉しい。
でも40歳のプライドが邪魔をする。。
『子どもじゃないから。』
とその手をすぐに引き離す。
いくら理想の通りのイケメンでも相手はホスト。
たまに羽目を外す程度のお金はあっても、ホスト遊びが出来るわけじゃない。
今夜、数時間を過ごすだけの相手。
目一杯楽しめばいいのに、よく分からないプライドを崩すことが出来ない。
こんなことは慣れっこなのかもしれない。
『わかりました。じゃ行きましょう。』
手は繋がないけど寄り添うように歩き始める。
ホストへ行くのはこれが初めてじゃない。
だけど、20代の頃、何度か友達と行った程度。
私が緊張していることは、朱里にはバレバレだったのかもしれない。

